1:福島原発震災廃棄物・広域処理問題 輪島市長受け入れ表明

福島原発震災廃棄物・広域処理問題
こ こに来て、東日本大震災の災害廃棄物を、国が全国の自治体に依頼して処理させようとしています、当然放射物質が含まれていると考えるのが当然ですが、今の ところ、国は、木くずなどの可燃物は、新たに放射能対策を講じなくても、既存の焼却炉で焼却可能とし、放射性セシウム1kg当たり8,000ベクレル以下 の不燃物や焼却灰は最終処分場に埋め立てても大丈夫、という基準を示していますが、放射能拡散防止対策がザルのような状態のままで、はじめに焼却ありき で、話だけが進行している状態に疑問、危機感を持っています。
お隣の輪島市の梶市長がが1月16日に、東日本大震災で発生した災廃棄物・ガレキを石川県内の自治体として初めて受け入れる方針を固め発表しました。梶市長が発表した当初より翌17日までに反対の電話、メールが117件寄せられ、賛成は6件あったそうです。
北國・富山新聞によると同市美谷町の一般廃棄物処理施設「輪島クリーンセンター」での受け入れを想定し、1月23~25日に宮城県に職員を派遣して引き受け可能ながれきを調べるという。
既に同センター周辺の住民に受け入れの意向を伝えたが、容認と反対の声が交錯しており、受け入れる量や日程が決まるまでには曲折も予想される。
梶文秋輪島市長は、北國新聞社の取材に対し
「被災地を覆うがれきを取り除くことは復興への第一歩。被災地(輪島)が被災地を救うのは筋だ」
と2007年の能登半島地震で全国から支援を受けた自治体の市長として、不退転の決意を強調した。
[via 北國・富山新聞]
輪 島市は、被災地のがれきを輪島クリーンセンター(輪島市美谷町12字2番甲 0768-22-9761 機械化バッチ方式 25t/8h×2基 平成6年4月竣工 )で焼却し、埋め立てる計画。一日50トンの処理能力がある同センターでは同約20トンの処理にとどまっており、受け入れる余力は十分と判断した。
  国の基準によると、焼却灰の放射性セシウム濃度が1キログラム当たり8千ベクレル以下であれば、一般廃棄物と同様に自治体で埋め立てできる。ただ、がれき を焼却した場合、放射性物質が10~33倍に濃縮するとの測定結果があり、放射能への不安から東北と東京都以外では広域処理が進んでいない。静岡県島田市 も震災がれきを受け入れる方針を示しているが、住民が反発し、具体的な日程は定まっていない。
  輪島市は、被災地の中でも群を抜いてがれきの多い宮城県から受け入れる方針。宮城県によると、同県内のがれきの放射性物質は、福島第1原発事故が起きた福 島県境の山元町で濃度が高く、1キログラム当たり993ベクレルが最高。一方、仙台市以北のがれきは同20~50ベクレル前後となっている。
輪 島市は12月18日、輪島クリーンセンターが立地する美谷町と、同町に隣接する光浦町の住民に、震災がれきを受け入れる方針を伝えた。美谷町の立壁政義区 長(63)は「能登半島地震では全国から救いの手が差し伸べられた。安全基準を満たしたものならば考える」と容認する意向を示しているが、光浦町の山下栄 区長(60)は「被災地の惨状も分かるが、農作物や漁業への風評が怖いのも事実」と反対している。
 今後、宮城県に派遣した職員が、がれきの放射性物質の含有量を調査した上で、年度内に具体的な受け入れ量や期間を決め、あらためて住民説明会を開く。
+関連情報
宮城県の災害廃棄物の放射能濃度測定結果 11市町村中10市町村で100ベクレル/kg以上
原発災害廃棄物には放射性物質が付着しています。
な のにそれを各市町村の焼却施設で燃やしたり、埋めようとする計画が国の絡め手で各自治体に焼却をすすめています。焼却すれば当然煙突から煙と一緒に放射性 物質が飛散します。でないとは政府入っていますが、最近の関東地区での放射線量上昇は、焼却処理が始まったために上昇したのではないかと言われています。 当然施設近隣に住居があり、胎児や小児には、多大な被害を及ぼすことになりえます。
放射性物質災害の基本は、非拡散、非焼却、集積、閉じ込め、です。
対岸の火事ではありません。考えて見ませんか。追記 2012/ 01//22
1/22の北陸中日新聞の記事より、
輪 島市長が受け入れ検討を表明してから、17日~20日までの4日間で反響は凄まじく、市環境対策課の職員が通常業務が出来ない程で、電話140件メール FAX手紙、174件と300件をこす声が県内外から寄せられているそうです。輪島市内よりも県内、県外からの声が9割を占めているそうです。内訳は、賛 成20件、反対294件です。せっかく世界農業遺産「能登の里山里海」に登録されたのにナンノコッチャです。輪島の市民は、あんまり関心がないのでしょうか?
輪島といえば観光の街ですが、こんなことをしていては、誰も来なくなります。がれき受け入れの反対電子署名はこちらからできます。

ガレキ受入やめて@輪島 http://www.shomei.tv/project-1923.html

子供たちの未来のために署名お願いいたします。

「震災がれきの受入れが嫌なら、裁判でも何でもやれ!」発言の輪島市長に抗議を!→ post@city.wajima.lg.jp  環境対策課(TEL:0768-23-1853 FAX:0768-23-1153)

拡散お願いいたします。

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